当院の大腸内視鏡検査は、ハイビジョン型内視鏡を使用して行っております。
内視鏡の硬さを変化できる硬度可変型もあり、疼痛が強い方の場合は、硬さを変化させて、疼痛を軽くできる事もあります。
大腸内視鏡が苦手な方は大腸CTによるバーチャル内視鏡検査も当院では可能です。お問い合わせ下さい。
大腸内視鏡検査で苦痛がある方は眠った状態で検査を行う事も可能です。希望の方は検査の予約時に病院スタッフにお伝え下さい。
通常大腸内視鏡検査は予約制です。事前に診察を受けて、昼頃から夕方にかけての時間帯で検査の予約をとっていだだきます。緊急内視鏡が必要な場合は緊急で行う事があります。
前日からか又は当日に下剤を服用していただきます
検査当日は検査予定時刻の約3時間前か20分前に病院にきていただき検査を施行します。受診していただく時間は下剤の種類のより変わります。
大腸内視鏡検査を行っている時間は概ね10分から30分程度です。ポリープがあるか組織検査が必要か等により時間は変わってきます。
検査時は肛門に穴があいた検査用下着をはいていただき検査を行います。
ポリープ切除等がなければ検査終了後 20分程度休んでいただき、異常がなければ帰宅となります。ポリープ等を切除した場合は一泊入院して翌日の昼前頃に退院となります。
大腸検査の苦痛は検査前に飲む下剤の苦痛、検査時の苦痛、検査後の苦痛があります。
下剤の苦痛に対しては最新式の下剤をはじめ、数種類の下剤を用意しており患者様に合わせて使用しております。
検査時の苦痛に対しては苦痛の少ない直線到達法で行っております。しかし、それでも苦痛を感じる方はいらっしゃいます。苦痛が強い時は鎮静剤等を使用して眠った状態で検査を行う事も可能です。
大腸検査時は観察のため大腸をガスで拡張しなくては観察できません。そのためどうしても検査後に腹満があります。通常は自然に普通の空気が腸管内に入り腸管を拡張しますが、当院では内視鏡のスイッチを押して初めてガスが腸管内に挿入されるシステムを採用し最低限のガスを使用して検査しております。また、使用するガスも空気よりも吸収がはやい炭酸ガスを使用しておりますので検査後の腹満も早く消失します。
ご高齢の方は下剤を飲むのに不安な方は入院しての検査も可能ですので、病院へお問い合わせ下さい。
大腸内視鏡は月曜日から金曜日の午後に行っております。土曜日は状況により検査可能な場合があります。日曜日の大腸内視鏡検査は施行しておりません。
下剤を飲む必要があるため、事前の診察と予約が必要です。お問い合わせ下さい。
緊急の場合は当日午前中に受診していただければ、午後に検査可能な場合がありますのでお問い合わせ下さい。
希望の医師がいれば予約の時におっしゃって下さい。
川﨑俊一の検査予約は約一ヶ月程度先まではいっぱいですので、お早めにお問い合わせ下さい。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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時間帯 | 午後 | 通常、検査は施行しておりません | 検査できません | ||||
担当医 | 本橋医師 | 山口医師 | 田渕医師 | 岡田医師 | 春日医師 | ||
備考 |
内視鏡治療の方法のひとつの粘膜剥離法で、使用する最新式の電気メスシステムのVI0300Dを備えております。
電気メスシステムのVI0300D(ドイツ製)は、コンピュータ制御による、放電しない低電圧の凝固を実現することにより、体にやさしい炭化しない凝固を可能としております。
体に流れる電流もコンピュータ制御により必要最低限の出力でしか流れません。
そして更に比較的太い血管も結紮なしで閉鎖することが可能となり、従来の手術より手術時間の短縮、出血量の減少に役立っております。
当院では、基本的に内視鏡挿入には一番苦痛の少ない直線到達法で行い、大腸の一番奥まで内視鏡を挿入するのにかかる時間は大体3分から15分程度です。
検査時間は病気があるかどうかにより違います。
当院で大腸内視鏡検査を受けられた患者様は、思ったより楽だったとおっしゃっていただける方が多くおられます。
しかし、大腸の状態により挿入に時間がかかったり、検査時に苦痛を伴ったりすることもあります。
大腸内視鏡検査は、大腸に便が残っていない状態で検査を行う必要があり、検査前に検査用の下剤を飲む必要があります。
そのため、胃内視鏡検査と比較して、患者様にとって手間と苦痛が伴います。
そのため当院では、大腸内視鏡検査を行う時には、切除が必要なポリープ、早期癌があった場合は、検査と同時に切除術の治療を通常行い、患者様に何度も検査を行わなくて済むような形式をとっております。
ポリープ、早期癌を切除した場合は、後出血、穿孔予防のため一泊入院して頂く事が多くあります。
また切除に危険性が伴う場合は、検査時の切除は行わず、後日に切除術を予定させて頂く事もあります
ポリープ、早期癌の切除方法には
1ホットバイオプシー
2ポリペクトミー
3粘膜切除法
4粘膜下層剥離法
があります。
病気の大きさ、状態、部位により一番適切な方法を選択します。1,2,3の方法は通常検査と同時に治療を行います。
4の粘膜下層剥離法は新しい治療法であり、今まで内視鏡的治療が困難な病気も、内視鏡的に治療が可能になりました。
しかし、切除時、切除後の出血、穿孔の危険性があり、検査と同時に治療を行うのは危険性が高く、検査と同時ではなく、病気や全身を詳しく調べた後に、粘膜下層剥離法の適応と思われた場合に、後日に粘膜剥離法による治療を行います。
また、粘膜剥離法を行うには従来の電気メスでは危険性が高いため、当院では最新式の電気メスシステムのVI0300Dを使用し、治療を行います
内視鏡検査、治療の時の危険性としては、頻度はごく希ですが出血や穿孔があります。
特にポリープ、早期がん治療後は注意が必要ですので、帰宅後も2,3日は長くお風呂に入らない、アルコールは摂取しない、おなかに力が入るような行為はしない 等の注意点があります。