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ヘルニア(脱腸)

鼠径ヘルニア(脱腸)は適切な治療が必要な病気です。

鼠径ヘルニア(脱腸)は子供の病気と思われがちですが、むしろ成人に多く、手術以外、治療方法がありません。痛みも少なく短期入院で済む新しい手術方法が普及してきており、生活の質を考慮すれば、積極的に治療した方が良い病気です。
当院では3日から5日程度の入院で手術治療を行っております。

鼠径ヘルニア(脱腸)とは

「鼠径(そけい)」とは、太もも もしくは、足のつけねの部分のことをいい、「鼠径ヘルニア」とは、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。「脱腸」とも呼ばれています。

鼠径ヘルニア(脱腸)の症状

立った時とかお腹に力を入れた時に鼠径部の皮膚の下に腸の一部などが出てきて柔らかいはれができますが、普通は指で押さえると引っ込みます。
太ももや足のつけね(鼠径部)に何か出てくる感じがあり、次第に不快感や痛みを伴ってきます。

嵌頓ヘルニア

腫れが急に硬くなったり、膨れた部分が押さえても引っ込まなくなることがあり、お腹が痛くなったり吐いたりします。これをヘルニアのカントン(嵌頓)といい、急いで手術をしなければ、腸が壊死を起こし命にかかわることがあります。

ヘルニア手術について

ヘルニアの手術にはそけい部の皮膚を切開して手術する方法とお腹の2~3カ所に5mm程度の切開をし、腹腔鏡のというカメラを使用してお腹の中から手術する方法があります。
どちらの手術も当院では通常3泊4日程度の入院期間となります。

1. 皮膚側からの手術

2. お腹のなかからの手術



各々の手術には利点欠点があり患者様の病態により最適な方法で治療を行います